撥水加工(SG加工)とは、生地表面にフッ素樹脂やシリコン樹脂などの化学合成された物質を接合させたものです。

イメージとしては、生地の表面に接合させた化合物が針のような形状になっており、その針の先端を水滴が滑って
流れる物理的作用で生地表面に水を付着させないようにしているのです。


撥水加工テーブルクロスの特徴

POINT@  フィルムを貼り付ける加工ではないので、生地の風合いはそのまま!
POINTA  弾きにくい汚れが付着した場合は、お洗濯していただけます!


ワインなどをこぼされた場合は、早めに拭き取りましょう!

撥水加工のテーブルクロスの場合、ワインやジュース、お醤油やドレッシングなど、とにかくこぼしたらすぐに拭き取りましょう。そのままにしておくと、乾いてしみが取れにくくなります。

特にケチャップなど油分の多いものは布目に入りやすいので、濡れたダスターやフキンで叩くように拭き取ります。
   



水などの弾きが弱くなったと思ったときには・・・

名前の通り生地の表面に付着する水などを弾いてくれる加工ですが、残念ながら永久ではありません。
お洗濯などでだんだんとその撥水力が衰えて表面の水の弾きが弱まってくるようになります。
※業務用クリーニングでは、耐洗回数は約30回です(クリーニングの条件によりことなります)。

水を弾きが弱まる原理は、生地の表面に接合させたフッ素樹脂の針の先が摩擦や洗濯によって丸くなったり
剥がれたりしているためです。



■撥水効果を回復する方法


アイロン掛けを行なってください。

先程ご説明した先の丸くなったフッ素樹脂の針が再び尖ってくれるのです。これは繊維の毛羽立ちをアイロン掛け(中温)
で整え、撥水力の回復を可能にします。

※お洗濯の際に、すすぎをしっかりされませんと洗剤などが残り撥水効果を弱めたり、臭いの原因にもなります。
    


今回お伝えした撥水力の回復法はあくまでも衰えた撥水力を回復するもので、新品の状態に戻るわけではありません。
しかし確実に撥水力は回復しますのでぜひ、一度お試し下さい♪


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